Tips8:クロストレーニングのすすめ
多くの方がダイエットを目的に有酸素トレーニングに励んでいると思いますが,有酸素トレーニングはトレーニング内容に変化をつけることが難しいトレーニングであるが故に,単調なトレーニングになりやすい傾向があります.
しかし・・・
ダイエットが目的のトレーニングであれ,筋力向上が目的のトレーニングであれ,日々のトレーニングを進めていく上では,トレーニング内容にバリエーションを持たせることが重要になります.
そこで,今回は有酸素トレーニングにバリエーションを持たせるためのちょっとしたヒントをお伝えしましょう!
私たち人間の身体,特に筋肉は可塑性に富んでいます.
簡単に言えば,私たちの身体は負荷(トレーニング刺激)を与える事によって,その負荷に耐えうるように変化していくのです.
その一方で,負荷や刺激を与えずにいると,それに応じた変化が起きてしまいます.
例えば,骨折などによって手や足をギプスで一定期間固定してしまうと筋肉が萎縮してしまい手や足が細くなってしまうのを,体験したり見たりしたことがある人も多いことでしょう.
このように私たちの身体は,外力(負荷)によってその形態や機能が変化するという特徴を持っているのです.
つまり,トレーニングを行なうことによって私たちの身体はそれに見合う変化を起こしますが,トレーニングを中止・中断するとまた元のレベルまで戻ってしまうという訳です.
そこで,私たちは日々トレーニングを積み重ねていく必要がある訳ですが,ただ”やみくも”にトレーニングを行なえば良いということではありません.
トレーニングの原則の一つに「過負荷の原則」というものがありますが,トレーニングを行なう上では,身体にかける負荷(例えばウォーキングスピード等)が弱すぎても,少なすぎても,遅すぎてもトレーニング効果を得ることが出来ません.
従って,現在の身体の水準(身体能力)より少しだけ身体に負担がかかる負荷を与える必要性があるのです.
いい換えれば,同じトレーニングをひたすら続けていては,いずれ身体に変化が起きる程の負荷にはならなくなってしまうのです.
簡単にいってみればトレーニングに慣れてしまう訳です.
そこで本来ならば,トレーニングに身体が慣れ始めたところで少しずつトレーニング強度を上げる必要性があるのですが,多くの人は効果的にトレーニング強度を上げることが出来ていない場合が多いのです.(例えばウォーキングスピード等はある一定のスピードで頭打ちとなり,もうそれ以上,ウォーキングスピードを上げ難い場合もある.その場合,理想的には,その時点でウォーキングからランニングに移行させる必要性もあるのだが,ランニングに対する抵抗感からか,なかなか移行出来ないことが多い.)
このようにトレーニング強度を上げることが難しい場合においては,トレーニングにバリエーションを持たせ,少しでも身体に負担をかけるように努めなければなりません.
しかしながら,トレーニングにバリエーションを持たせるといってもランニングやウォーキング,自転車トレーニングというような有酸素トレーニングの場合は,バリエーションを持たせることが難しいトレーニングであるといっても過言ではありません.
そこで,より効果的に有酸素トレーニングを行なうために「クロストレーニング」をトレーニングメニューに加えてみることを提案したいと思います.
クロストレーニングとは簡単にいえば,様々なトレーニングを組み合わせて行なうトレーニングのことですが,有酸素トレーニングにおいては,例えば自転車トレーニングとウォーキングを組み合わせて行なうというトレーニングになります.
自転車トレーニングもウォーキングも心肺機能の強化や脂肪燃焼という面から捉えれば同じ効果が得られるますが,自転車トレーニングとウォーキングでは使われる筋肉,ならびに筋肉の使い方が若干異なります.
つまり,自転車トレーニングもウォーキングも同じ有酸素トレーニングなのですが,ある側面からみれば全く別のトレーニングであるということになるのです.(それを証拠に,かつてサイクリスト(自転車競技選手)の間ではランニングが敬遠されていた.)
このような異なる2つのトレーニングを組み合わせることによって相乗効果を生み出そうというコンセプトに基づくトレーニング方法がクロストレーニングなのです.
そして,クロストレーニングはトレーニングの原則の一つである「全面性の原則」に基づくトレーニング方法ということになります.
もし,皆さんが現在「ウォーキングだけ」「自転車トレーニングだけ」というトレーニングを行なっているのであれば,1日ごとにウォーキングと自転車トレーニングを繰り返し行なってみることをお勧めしたいと思います.
また,例えば30分間のウォーキングを行なっているのであれば,15分間自転車トレーニング+15分間ウォーキングというトレーニングメニューもお勧めです.
トレーニング効果が今一つ感じられない方は,このようなトレーニングを現在のトレーニングメニューに加え新しい刺激を身体に加えてみては如何でしょうか!?