Tips4:インターバルトレーニングのすすめ
昨年,「インターバルトレーニング」の生みの親とも呼ばれていたザトペック氏が亡くなられました.ザトペック氏は,1952年のヘルシンキオリンピックにおいて男子陸上競技5000m,10000m,マラソン競技の三冠を制し,「人間機関車」との異名を持つ偉大な選手でありました.
そのザトペック氏が現役時代に積極的に取り組んでいたのがインターバルトレーニング.彼は,「スピードと持久力を併せ持つことが必要」との持論から,400mを速く走り,200mをゆっくり走るというインターバルトレーニングをトータル距離にして40kmという壮絶なトレーニングを行なっていました.
そのことが理由なのでしょうか,「インターバルトレーニング」と聞くと,一流のアスリートが行なう壮絶なトレーニングということで恐れをなしている方も大勢いらっしゃるのではないかと思います.
でも,そんなに臆することはないんです.
ザトペック氏やトップアスリートが行なっているような壮絶なトレーニングばかりがインターバルトレーニングではありません.ジョギングとウォーキングの組み合わせでも立派なインターバルトレーニングだといえるのです.
つまり,インターバルトレーニングは,誰もが簡単に行なうことが出来る実に効率的で効果的なトレーニングなのです.
インターバルトレーニングは,スピードに緩急をつけることによって,運動強度に変化を持たせ実に効率よく心肺機能を強化することが出来るトレーニング方法なのですが,実は他にも素晴らしい効果があるのです.
私たちの身体は,スポーツをする,しないに関わらず,常にエネルギーの「消費」と「回復」という過程を繰り返し,さまざまな環境に適応しています.
例えば,「緊張(ストレス)」と「リラックス」もある意味,「消費」と「回復」の関係だといえます.
緊張(ストレス)を感じたときに,いかにしてリラックスするか,ということは多くのストレスが存在している現代社会で生きる上では非常に重要なことであり,ストレスに対して強くなる上で重要な能力だといえるでしょう.
ところが,リラックスと口でいうのは簡単なのですが,実際にリラックスするのはとても難しいことなのです.つまり,リラックスするための練習(トレーニング)も必要なんですね.
そこで,登場するのがインターバルトレーニングなのです.インタバールトレーニングは,急走期(消費)と緩走期(回復)を繰り返すトレーニングです.インターバルトレーニングを行なう上で重要なことは,緩走期にいかに回復するかということです.つまり,インターバルトレーニングを行なうことで,いかにして回復するか,すなわちリラックスするかということを身体で覚えることが出来る訳です.ということは,インターバルトレーニングを行なうことでストレスに強い人間になれるという訳なのです.
どうでしょう?
インターバルトレーニングの意外な側面がみえてきたと思いませんか?
では,実際のインターバルトレーニングの方法について簡単に説明しましょう.
方法はいたって簡単です.例えば,3分ジョギングして2分ウォーキング,これを繰り返すだけです.また,電信柱5本分ジョギング,2本分ウォーキング,こんなやり方もあります.
どうですか?意外に簡単だと思いませんか?
さあ,あなたもインターバルトレーニングを行なってみましょう!
さらに詳しいインターバルトレーニングの方法は次回にご説明します!