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Vol.3:ハートレイトモニターの活用方法 Part1「運動強度の評価」

心拍数を利用した運動強度の推定
心拍数を利用して運動強度が評価(決定)できる背景については理解できたと思います.では具体的な方法について触れていきたいと思います.

運動強度の指標である%VO2maxを推定するために心拍数を利用する場合には,すなわち%HRmaxを求めるためには,まず安静時の心拍数と最高心拍数を把握しなければなりません.どちらも,厳密(正確)に測定するにこしたことはないのですが,なかなか難しいというのも事実です.可能であれば,安静時心拍数は30分間の座位安静を保った後に測定したものを,最高心拍数は最大限の運動を行なった時に得られたものを利用するようにします.最高心拍数については220−年齢という簡便式で求めても問題はありませんが,個人差があり,この式によって得られた値が必ずしも本人の最高心拍数であるとは限らないということを認識しておいて下さい.

%HRmaxは以下の式で表されます.

またこの式を利用して,目標とすべき運動強度の心拍数を求めることも出来ます.

つまり,
目標心拍数
=(最高心拍数−安静時心拍数)×目標運動強度(%VO2max)+安静時心拍数

例えば,先ほどの例を参考にし,目標運動強度を60%VO2maxに設定する場合は,

(200-50)×60%+50 = 140拍/分

ということになります.

以上のように運動強度の指標として一般的に用いられる%VO2maxを求めるために心拍数を利用する訳なのです.
しかしながら,心拍数は,さまざまな影響を受けて変動することが知られています.従って,あくまでも(%VO2maxの)推定であるということを十分に認識することが重要です.


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