世界陸上選手権大会閉幕〜もう一つの世界陸上〜
カナダ・エドモントンで開催された第8回世界陸上選手権大会が閉幕しました.
選手,コーチ,関係者の皆さま,ならびに,多くの陸上ファンの皆さま大変お疲れさまでした.そして,ハンマー投げの室伏選手,400m障害の為末選手,女子マラソンの土佐選手,本当におめでとうございます.
本大会は,何といっても,日本選手の活躍が目立つ素晴らしい大会であったと思います.特に,ハンマー投げの室伏選手,400m障害の為末選手のメダル獲得は見事というしかありません.
この2人の選手は,同じ競技の他の選手と比べ,体格的に恵まれているとはいえません.しかし,その体格差を卓越した技術と,優れた身体能力という2つの武器で克服し見事にメダルを獲得したのです.
身体活動そのものが競技となる陸上競技や競泳などは,ある程度体格というものが,ものをいいます.つまり,体格がよければよいほど有利であるという訳です.
このような競技において,身体の小さい日本選手が身体の大きな海外諸国の選手と互角に勝負し表彰台に上がるということは,日本のスポーツ界にとって大きな希望と勇気を与えてくれるものと私は思います.
最近では,日本人の体格も欧米諸国並に大きくなってきているといわれています.
しかしながら,それはあくまで平均値の話であって,個々,特にスポーツ選手1人1人を比較した場合には,日本人選手の体格は海外諸国の選手達に比べ劣っているといっても過言ではありません.
そのような体格差も,技術と身体能力を磨くことによって克服出来ることをこの2人の選手は証明してくれたのです.
そのような意味において,この2人の選手に,心からの拍手を贈りたいと私は思います.
ところで話は変わりますが,この大会期間中に,メディア800mレースというイベントが行なわれたのを皆さんはご存知ですか?
このイベントはその名の通り,各国のメディア関係者を対象に800mレースを行い,表彰をするというものであり,いわばメディア関係者の世界陸上という訳です.
このレースは,12組のタイムレースで行なわれる点以外は,全く本番と同じ形式で行なわれたそうです.
タイムは電気計時にて記録され,フィニッシュ後にはミックスドゾーンと呼ばれる取材スペースを通り,その後希望者はドーピング検査まで受けられるのだそうです.
さらには,メダルまで授与され,メダリストは記者会見まで行なったそうです.
しかも,その記者会見は,本番と同じ人物が行なうという徹底ぶり.
ここまで本番さながらでは,室伏選手や為末選手と同様に,「お見事!」というよりほかありません.
そして,このレースには日本人記者2名も参加し激走をみせてくれたとのことです.
カナダ・エドモントンで日本人パワー全開!そう思う今日この頃です.