健康とは?
皆さんは,「健康とは?」と質問された時にどのように答えますか?
普段から「健康」「健康」とよく口にしたり耳にしたりしますが,いざ「健康とは?」と質問されるとなんとなく言葉につまってしまうのではないでしょうか?
そこで,今回は「健康とは何か」について少し考えてみたいと思います.
「健康とは何か」ということについては,1964年にWHO(世界保健機構)でその定義が集約されました.
WHOによる健康の定義とは「ただ単に疾病や病弱でないだけではなく,肉体的,精神的,社会的に完全に良好な状態」というものです.
しかし,このWHOの定義に基づき肉体的・精神的・社会的にどの程度健康であるのかを判断する尺度が今のところ存在していないこともあり,健康診断などによる病気や身体機能の異常の有無,程度を判定していわゆる健康度を評価しているのが現状なのです.
では,果たして健康診断などによって身体に異常がみられなければ健康であるといえるのでしょうか?
必ずしもそうではないと私は思います.
WHOの定義にもある通り,やはり健康とは単に身体に異常がみられないだけではなく,肉体的にも,精神的にも良好な状態であり,その結果として社会的にも良好な状態でなければならないと思うのです.
では「良好な状態」とは・・・?
私は現代社会では,「ストレスに対して積極的に対処できる能力を身に付けている状態」が「良好な状態」ではないかと考えています.現代社会には実に多くのストレスが存在しています.現代社会で生活する以上,日常的に受けるさまざまなストレスを避けて生活することは不可能に等しいといえるでしょう.従って,現代社会ではストレスに対して積極的に対処できる能力を身に付けていることこそが「良好な状態」であり,「健康」ではないかと思うのです.
ストレスは,さまざまな病気を引き起こすことが知られています.現代病ともいわれる病気の原因の一つには,「過剰なストレス」が挙げられるといっても過言ではないでしょう.従って,ストレスに対して積極的に対処できる能力を身に付けることで,さまざまな病気を回避することができるといえる訳です.
そして,私は,「ストレスに対して積極的に対処できる能力」を身に付けるためには,スポーツ・運動が最適ではないかと考えているのですが・・・(その理由はまた別の機会に).
しかしながら,「ストレスに対して積極的に対処できる能力」をどの程度身に付けているかということを客観的に評価する尺度は,やはりありません・・・.
「その尺度をどうするか?」
それが今後の課題であると考えている今日この頃です.