スポーツ,健康,フィットネス,トレーニング,エクササイズ,ダイエットなどに関する企画・情報満載のサイトです


トレーニングルーム(Column & Report)では,
スポーツやトレーニングに関するさまざまな情報を提供しています.



障害者スポーツについて思うこと…

シドニーオリンピック閉幕後,シドニーパラリンピックが開催されました.最近では,パラリンピックや障害者スポーツに対する認識が高まりつつありますが,障害者がスポーツ活動を行う上では依然としてさまざまな課題が存在していると思います.そこで,今回はトライアスロンを例にとりスポーツ活動におけるバリアフリーについてほんの少し考えてみたいと思います.

トライアスロン競技は,「鉄人レース」と比喩されるように1人の競技者が水泳・自転車・ランニングの3種目を連続して行う過酷なスポーツです.意外に思われる人がいらっしゃるかもしれませんが,トライアスロン競技には実に多くの障害者が参加しており,基本的には健常者と同じ土俵で競技が行われています.
現在,トライアスロン競技の中でオリンピックを除き最も権威のあるレースとして知られているアイアンマン・ハワイ大会にはさまざまな障害を持つ人達がまさに体力の限界に挑戦するかのような過酷なレースを戦い抜き,見事に完走を収めています.また日本国内においても義足を使用しながらもすばらしい成績を遂げている選手もいます.
また最近,映画化されましたが,耳に障害を持つ人達も全国各地の大会に多数参加し優秀な成績を収めています.
さらに海外には,重度の障害を持つ我が子をボートに乗せ水泳を行い,特殊な2人乗り自転車を利用して自転車競技を行い,我が子の乗った車椅子を押しながらランニングを行い,世界各地のレースに出場している親子もいます.また最近では,身体的な障害を持つ人ばかりでなく,精神的な障害を持つ人達もレースに参加するようになってきています.

このように「鉄人レース」と比喩されるトライアスロン競技に障害を持つ人が多数参加し,完走しているばかりではなく上位成績を収めていることは,障害を持つ人達がスポーツ活動を行う上で多くの勇気を与えるくれることであるといえるのではないでしょうか.

このように障害者が健常者と分け隔てなく同じ土俵で競技を行える背景には,大会主催者側の多大な努力があることを忘れてはならないと思います.前述した障害を持つ我が子と共にレースに参加している親子が日本においてレースを行った時には,気象条件等が影響し制限時間(交通規制の解除)内に完走することが危うい状況となりましたが,地元警察機関との連携によりこの親子のみ一部コースの変更を認め,見事に完走するに至った経緯があります.
このように,大会主催者側の配慮・努力なくしては障害者が同じ土俵において競技を行うことは非常に難しいことであると思います.また,障害者を同じトライアスリートとして,お互いの健闘を称え合うことの出来る健常者トライアスリートの存在があることも忘れてはならないと思います.

このように,トライアスロン競技については,国内外問わずほとんどの大会においてバリアフリーが浸透している状況にあると思われますが,これはトライアスロンの発祥がアメリカであるということに起因しているのかもしれません.一方で,他の競技においてはトライアスロン競技同様に,障害者を受け入れることが不可能な場合があることも否定できません.しかしながら,トライアスロンに見られるこのような精神は,他の多くの競技においても十分取り入れることが可能であると考えられ,今後より多くの競技において健常者・障害者の分け隔てがなく競技が行われる環境を整えることが,私たちスポーツ関係者における課題であるのではないでしょうか?


TOP>>>トレーニングルーム>>>Slefish


athlete-web.com
-We create your sports life.-

Copyright 2005 Total Conditioning Lab. All right reserved.