Vol.6:フィットネステストの実際

フィットネステストは選手個々のフィットネスレベルを,さまざまな角度(場合によっては,医師による検査などを含む)から評価することです.フィットネステストには,トレーニングをプランニングするためのデータを得るという側面と,これまでのトレーニングによる適応の確認を行なうという側面を持ち合わせています.
従って,フィットネステストは定期的に繰り返し行なう必要があり,フィットネステストによってこれまでのトレーニング内容を評価(Check)し,新たなトレーニング内容を決定・処方(Plan)する必要性があるのです.

フィットネステストは,該当となるスポーツの特性を考慮してテスト項目を決定する必要がありますが,全ての競技において共通する要素である,スピード,パワー,筋力,持久力,柔軟性などに関するテストを実施することが望ましいと考えられます.


スピードに関するテスト(例)
・全身反応時間テスト(神経系の評価)
・各種ダッシュ(神経・筋系の評価)

パワー・筋力に関するテスト(例)
・最大筋力テスト[1RMテスト etc.](筋系の評価)
・各種ジャンプ[垂直跳び・立ち幅跳び etc.](神経・筋系の評価)

アネロビックパワーに関するテスト(例)
・ウィンゲートテスト(筋・代謝系の評価)
・MART(筋・代謝系の評価)

エアロビックパワー(持久力)に関するテスト(例)
・最大酸素摂取量(最大有酸素能力・呼吸循環器系の評価)
・乳酸性作業閾値(最大下有酸素能力・代謝系の評価)


また,フィットネステストは,以下の点を留意し行なう必要があるといえます.

・妥当性
フィットネステストを行なう上では,そのテストがどのような目的のために行なわれているのかを明らかにする必要があります.つまり,そのテストによって何が評価できるのか,その根拠を明らかにしなければなりません.

・正確性・反復性
フィットネステストは,何回実施しても,毎回正確な結果が得られるようなものにしなければなりません.また,繰り返し同じ手順で実施できるものでなければなりません.

・客観性
フィットネステストは,どの測定者が行なっても同じ結果が得られるようなものでなければなりません.測定者の違いによってテスト結果が違ってしまってはフィットネステストの意味がなくなってしまうのです.

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